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2013年09月30日

ビフィズス菌数が有意に増えていた

次のようなしくみで,その力を発揮してくれます。
⑨便秘と下痢を予防・改善
大半のオリゴ糖は難消化性で,胃や小腸で‘吸収されずに大腸に達します。
そこで,オリゴ糖はビフィズス菌などのエサになります。おもしろいこと
に,善玉菌だけが好んで食べ,有害蘭は見向きもしないのです。その結果,
善玉菌が培え,それが酢酸や乳酸などを代謝産物としてどんどんっくり出
します。すると,腸内は酸性になり,悪玉菌は酸性が苦手なので増殖でき
なくなります。腸内環境が浄化され,下痢や腸炎を防ぐとともに,この酸
ぜんどう
が大腸般を刺激して腸の嬬動運動をうながし,便秘も解消してくれるとい
うわけなのです。
「オリゴJ とはギリシャ語で「少ない」という意味で,オリゴ糖はクソレ
コースなどの単糖が2 ~
10
個結合したものです。それ以上つながると多糖
類と呼ばれます。オリゴ精は,自然界ではタマネギ,ゴボウ,アスパラガ
ス(以上,フラクトオリゴ糖),大豆(大豆オリゴ糖)などの食品やり乳
(ガラクトオリゴ糖)に含まれますが,ごく微量です。jよく使われるよう
になったのは,酵素を使って人工的に
ti "_
箆する技術が開発されたからで,
砂糖(ショ糖)や乳糖(ラクトース)からさまざまなオリゴ糖(乳架オリ
ゴ糖)がつくられています。
お腹の調子でよく問題にされるのは,女性に多い慢性の便秘でしょう。
美容の敵として大きな関心事です。オリゴ糖のヒト試験でも,女性を被験
者にしたものが多くあります。オリゴ糖の種類ごとに試験例を紹介します。
[乳果オリゴ糖]
* 便秘傾向の女子大学生
55
人に,乳果オリゴ糖(L S)入りのクロワッ
サン(L S で
l.
Sg )をl 円2 個,2 週間食べさせたら,排便日数が増え,
排便量も有意に改善された。また,このなかから10人を無作為に選んで
3
第l 部特定保健用食品
便中の腸内フローラを調べたら,ビフィズス菌数が有意に増えていた。
さらに,別の女子大学生
15
人に2 倍,3 倍量のLS 入りクロワッサンを
食べさせたが,LS の過剰摂取による副作用はみられなかった(コモ・
丸山ら)。
*健常女子大学生
40
人に,乳果オリゴ糖(LS )配合の錠菓(LS で
600
m g )とプラセボ錠菓を,一重盲検クロスオーバ一法によりl 日5 個,
2 週間摂取させたら,排便の日数・回数・量が有意に増加した。また,
便の色や形状,硬さなどにも有意な改善がみられた。さらに,便中の腸
内フローラを調べたら,ビフィズス菌数と,総嫌気性菌数に対するビフ
イズス菌の占有率に有意な増加があった。別の女子大学生
20
人には,
LS 配合錠菓を段階的に常用量の5 倍まで増やして摂取させたが重大な
副次症状はなく,安全性が確かめられた(藤田保健衛生大学・別府ら)。

Posted by ふなっしー at 01:54│Comments(0)
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ビフィズス菌数が有意に増えていた
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